大江ビル矯正歯科のブログ

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zoom RSS リテーナー #03

<<   作成日時 : 2007/10/31 18:55  

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画像は加圧吸引式のフォーマーです。種々のフォーマーをいろいろ使った結果、シートの種類や厚み、模型の形態を選ばずに精密なシートの圧接が出来るのは画像で紹介するこの機器だけでした。吸引式は操作時に強力な掃除機のような轟音を診療室中に響かせるのですが、加圧吸引式の機器の場合、一般的に操作音が至って静かで、突然の操作音で患者さんを驚かせたり、電話等の会話を妨げることもありません。ただ、高価なのが最大の欠点ですが、何よりも自分が担当した大切な患者さんのためとあれば、そのための投資は惜しみなく投じてしまうものです。

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クリアリテーナーの実際の技工手順ですが、至って明快です。
まず、透明な熱可塑性のシートをセットします。
シートは様々な種類がありますが、目的に適したものを選択する必要があります。


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次にシートの加熱です。上部のヒーターで熱せられた熱可塑性シートが、軟化して下垂し始めているのを確認したらシートテーブルを下げて一気に加圧と吸引を同時に行います。

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加圧吸引により模型にシートが確実に圧接されるのを確認して、シートテーブルから模型と一体化したシートを取り外します。


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シートテーブルから取り外した、模型と一体化したシートです。
つぎにシートのトリミングを行います。

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シートのトリミングを行い、シートから模型を撤去して完成です。
模型の歯列が精密にシートに写し取られているのがわかります。さすが加圧吸引式。
ただの吸引式のフォーマーですとこう精密には出来ません。吸引式の場合、歯頚部や細かいところは勿論、歯冠の唇側面のような比較的平坦な部分にも圧接ムラが生じます。吸引式は模型の底面から強く吸引されるため、模型とシートの間に閉じこめられたエアーが抜けた跡として、浅い川筋のような模様がシートに圧接ムラとして残ってしまい、実際の歯列との適合精度を著しく損なう原因となります。ホワイトニングのトレーのような、適合精度が低くても許容されるものには十分と言えますが、矯正治療後のリテーナーには適合精度の高い加圧吸引式を採用が望まれます。
技術は勿論のこと、こうした目立たない一つ一つの要素の積み重ねの結果、品質の高い矯正治療の提供に繋がると私は考えています。

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