リテーナー #02

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 まずは、模型に熱可塑性のシートを圧接する機器ですが、吸引式と加圧吸引式の大きく2種類のフォーマーがあります。
 吸引式はシートの上部からヒーターで加熱し、模型の底面から吸引するもので、価格的に4万~9万円と加圧吸引式と比較して大変安価で広く普及しています。ただ、吸引力が命のこの機器は、機種や付属品を良く見極めて購入しないと、上手くシートを圧接できない悩みに直面します。例えば上の1枚目の画像(本体が青)ものは4~5万円程度で購入出来、お求めやすい価格なのですが、吸引力が弱く、購入した人の多くが吸引力不足に悩まされます。また、2枚目の画像(本体が黒)ものは、昇圧トランスとセットで9万円程度で購入出来ますが、昇圧トランスが付属していないものを購入するとやはり吸引力不足に悩まされます。
 これら吸引式の大きな欠点は、模型の底面から吸引するだけという構造上、シートに圧接ムラが多く発生し、実際の歯列との適合精度が低くなってしまうことです。また、シートの種類によって圧接出来ない物があったり、模型の底面を平らにトリミングしておかないとシートの圧接の際に模型がブレてさらに大きな圧接ムラを発生させてしまいます。そのため底面のトリミングが出来ない模型で製作する場合、ビーズや固定治具が付属していないと、別途購入するか、オーダーして製作してもらう必要があり、結局高くついてしまったりします。ただ、適合精度も含めて多くを望まないのであれば、吸引式でもそこそこ役に立ちますので、ホワイトニングのトレーの製作程度やビギナーには向いています。
 次回は加圧吸引式のフォーマーと一般的なクリアリテーナーの技工手順をご紹介します。

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