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zoom RSS ホールディングアーチ(改正薬事法とインプラントアンカー)

<<   作成日時 : 2007/04/13 03:27   >>

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 矯正治療、特にマルチブラケット(ブレースのことです)により矯正治療する場合に最も大きなポイントは、アンカーコントロールです。船舶を例に挙げて説明されることが多いのですが、要するに錨です。水面での船舶は風や波、水流によって流されてしまうわけですが、これを防ぐのが錨ですね。矯正治療でも、ワイヤー等の矯正力によって歯が勝手に動き出すのを上手にコントロールすることが必要です。具体的には上顎の第一大臼歯の近心(前方・前歯の方向ですね)へ移動を制御することをアンカーコントロールと言います。以前はこのアンカーコントロールの難しさから、私達矯正専門医の技術が高いものと思われていましたが、ここ数年で一般化したインプラントアンカー(小さなネジを顎骨に埋入固定して治療する方法)により、アンカーコントロールは一気に容易となり、矯正専門医の存在意義は薄れたように思います。始めは「インプラントアンカーを用いれば別世界(今までの苦労は何も存在しないの意味です)」と言われていましたが、最近ではまだ成長期にある15才以下のお子さんにも埋入しまくっている先生もいるくらいで、ヘッドギアー(昔から定番の矯正治療の装置です)を使うくらい今や普通の治療方法となりつつありました。しかし、昨年の夏頃からでしょうか、、、、突如、インプラントアンカーの雲行きが怪しくなってきました。インプラントアンカーに突然立ちはだかったのは、他でもない薬事法です。ご存知の通り、数年前に薬事法は大きく改正されましたが、その運用がより厳格になされるようになり、インプラントアンカーもその影響を受け、販売業者と製造業者が改めて改正薬事法に基づき再申請する必要が出て来たようです。現在のままですと、インプラントアンカーの取り扱いは改正薬事法に抵触なんてことにもなりかねないようです。この問題はインプラントアンカーを製造・販売している業者サイドの改正薬事法への対応次第であるため、私は問題が解決するまでインプラントアンカーの取り扱いを中止しています。私としてはインプラントアンカーが無くても困ることは何もないのですが、不便になる先生も多いかもしれませんね。国の指摘に基づき業者が速やかに対応する事を期待しています。
 というわけでインプラントアンカーが薬事法抵触となれば、再びアンカーコントロールは従来通りの治療方法が主流となるわけですが、今回からそのうちの一つ、ホールディングアーチの作製方法についてご紹介したいと思います。(エンジンの構造原理を知らなくても自動車を運転することは出来ますが、中には興味を持っておられる方も多いのではないでしょうか、、、、矯正治療にご興味をお持ちの方の何かしらの参考になれば幸いです。)
 写真は直径0.9mmの矯正用のワイヤーにプライヤーでループを付与しているところです。(続く、、、)

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